矯正治療でQ.O.L.の向上を目指しましょう
歯並びや咬み合わせが乱れていると、他人の目が気になってコンプレックスを感じてしまうことがあります。しかしデメリットは、見た目がよくない……というだけではありません。咬み合せの不具合によって、ブラッシングが行き届かず虫歯や歯周病のリスクが高まったり、しっかり咬めないために食べ物をちゃんと消化できなかったりすることもあるのです。
こちらでは開業22年以上の実績とこだわりのある、長崎市麹屋町の歯科医院「おやま歯科 中通り診療所」が、矯正歯科治療についてご説明します。歯並びや咬み合わせの不具合を改善して、心も身体も健康的な生活を手に入れましょう。
矯正治療について
「歯並びが乱れている」「うまく咬めない」「会話のときに息が漏れる」……などのトラブルは、「不正咬み合せ(ふせいこうごう)」によって引き起こされます。
不正咬み合せの状態では歯や顎が正しく働かないため、ものを食べたり、呼吸したり、話をしたり……といった当たり前の動作がスムーズにいきません。したがって、このような不正咬み合せを正常な咬み合わせに戻す矯正治療が必要になります。
しかも、食べたり話したり笑ったりといったお口の果たす機能は、Q.O.L.(Quality of Life=生活の質)にも大きく関係しています。つまり矯正治療で咬み合せを改善することは、Q.O.L.の向上にもつながるのです。
なお、お子様をお持ちの親御様の中には、「矯正治療はいつから始めたらいいのか」と悩んでいらっしゃるかもしれませんね。一般的には、お子様の顎の成長に合わせて矯正治療を行っていくほうが無理なく矯正治療を進められるといわれています。
とはいえ、お子様の症状は一人ひとりで異なります。当院ではお子様のお口の状態をしっかり調べた上で、お子様にとって最善の矯正時期をご提案します。お子様の咬み合わせが気になる方は、お早めに当院までご相談ください。
治療について
不正咬み合せには、出っ歯や受け口、八重歯、乱ぐい歯など様々な種類のものがあります。歯が原因の不正咬み合せと、顎が原因の不正咬み合せの2つに大別され、それぞれ治療法や目的が異なります。
歯が原因の不正咬み合せに対する矯正治療 | 最近では大人の方が矯正治療を行うケースも増えてきました。顎の成長が終わってからでも、歯ぐきの状態に問題がなければ矯正は可能です。また、義歯を入れやすくするために矯正が行われることもあります。 |
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顎が原因の不正咬み合せに対する矯正治療 | 永久歯が生えそろっていない子どもの頃に行う矯正治療です。顎の成長もまだ終わっていないので、顎の成長する力も利用しながら歯並びを矯正していきます。顎の成長後に骨格的な問題が見つかれば、手術を利用した矯正治療を行う場合もあります。 |
当院の矯正治療では、金属のブラケットとワイヤーを使う歯列矯正のほか、次のような矯正装置も利用いただけます。
マルチブラケット | |
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ブラケットという小さな装置を歯に取り付け、そこにワイヤーを通し、歯列を連結させて歯を動かしていくスタンダードな矯正法です。 | |
クリアアライナー | |
目立たなく、取り外せて痛みが少ない矯正方法です。透明の取り外し可能な装置で、毎回型を取り、治療終了まで取り替えていきます。 | |
ミニインプラント矯正 | |
顎の骨に埋め込んだ矯正用の小さいインプラントを固定源として、歯を動かす方法です。治療の幅が広がって、従来では矯正できなかった部分まで矯正できるようになりました。効率よく、しかも短期間で歯を動かせるので、患者様の負担も少ないというメリットもあります。 | |
部分矯正(MTM) | |
1本の歯を審美的・機能的により良い状態で残すために、部分矯正(MTM)をおススメすることもございます。一部だけの矯正でも歯全体の咬み合せや治療も考慮して行うことが大切です。 |
症例
・矯正
治療の流れ
矯正治療では、患者様のお口に合わせて、一人ひとりに適した治療計画を立てることが必要になります。当院では患者様にご納得いただけるように、次のような流れで矯正治療を行っています。治療前の検査を精密に行い、患者様への説明も丁寧に行うようにしています。
Step1治療方針の説明
患者様の歯並びや咬み合わせに関するお悩みをお伺いした上で、治療方針の概要をご説明します。
Step2検査・診断
レントゲン検査やCT検査などによって、顎と歯の関係や咬み合せの状態をしっかり確認します。
Step3治療計画のご提案
治療方法についてご提案し、治療の流れや期間、料金についても丁寧にご説明します。
Step4矯正治療の準備
ブラッシングの状態や、歯、歯ぐきなどに問題がないかチェックし、必要な場合には歯科衛生士によるブラッシング指導を行って歯をきれいな状態にしておきます。
Step5矯正治療の開始
矯正装置を装着して治療を開始します。患者様の年齢によっては、矯正治療に適した時期まで待つことがあります。一般的には大人の矯正で2~3年かかります。子どもの矯正や大人の部分矯正では1年以内で終了することもあります。
Step6矯正治療の終了・保定
矯正治療が終了したら後戻りしないように「保定装置」を使用して、正常な咬み合わせの状態を維持します。保定装置を取りはずす時間は、次第に減らしていきます。
Step7アフターケア
矯正治療終了後は、アフターケアが大切になります。毎日正しいブラッシングを行い、3~6ヶ月ごとに定期検診を受けるようにしましょう。